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IWC「ビッグ・パイロット・ウォッチ」

IWC(アイダブリューシー)は、アイコニックな腕時計「ビッグ・パイロット・ウォッチ」シリーズの2021年の新作として「ビッグ・パイロット・ウォッチ43」を発表。2021年5月よりIWCブ ティックほかにて販売される。

IWCの「ビッグ・パイロット・ウォッチ」2021年の新作は43mmケース

飛行士の要件に合わせて設計した計測機器製造における草分け的存在であるIWCが、1940年代に世に送りだした「パイロット・ウォッチ」。元々、高精度なコックピット用計測機器として設計された軍用観測時計を、人々の日常に寄り添うようスポーツウォッチとして解釈したこの名品は、精密かつ堅牢な機能性とエレガントなデザインを両立している。

その後、約60年の時を経て、誕生当時のデザインを引き継いだ初代「ビッグ・パイロット・ウォッチ」が登場した。コックピット用計測機器特有の高い視認性を確保するクロノグラフの文字盤と46.2mmの大型ケースが特徴を特徴とし、今や世界で最も有名なウォッチ・デザインのひとつとして認知されている。

初代モデルに回帰するシンプルな佇まい

2021年の新作として登場する「ビッグ・パイ ロット・ウォッチ43」は、80年以上前に設計された初代の軍用観測時計に回帰したモデル。日付表示窓とパワーリザーブ表示をなくし、シンプルな3針ウォッチに仕上げている。43mmにサイズダウンされたケースは、より人間工学に配慮されたことで、着用感が向上している。

IWCの歴史に準えるディテールは、これまでの「ビッグ・パイ ロット・ウォッチ」と同じく健在だ。リューズは、パイロットたちが中綿入りのフライトグローブをはめた状態でも時計を操作できるようにと、“特大サイズ”に設定されている。また、極めてシンプルな文字盤は、あらゆる場面でも高い視認性を求められるコックピック計器のデザインを彷彿とさせる。

時計の心臓部には、高い精度と信頼性を誇るIWC自社製 キャリバー82100を搭載した。この精巧な作りは、サファイヤガラスの裏蓋を通して眺めることができる。パワーリザーブは約60時間。